2008年09月09日
大事なことは小さくても継続すること
担当者: 寺谷カテゴリー: 四国エリア(香川県)
キーワード: 観音寺市 / 梨 / 収穫 / 丘陵地 / 発見カード / 果樹 / 小学校
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9/4(木)、天気は快晴。
この日は、香川県観音寺市にある豊浜町和田地区に再びやってきました。
まだまだ残暑厳しい西日本です。
前回、6/13(金)に豊浜小学校3年生2クラス(約70名)の児童たちが二十世紀梨に袋かけ作業をしてから約3ヶ月、今日はその梨の収穫作業です。
生産者の方たちの話によると、今年は天候にも恵まれ台風も来なかったので袋かけした梨はほとんど落ちることなく*1豊作とのこと。
ただ収穫には実はまだ1週間から10日ほど早くて、「甘みはあるけど、ちょっと硬いかも」ということでした。
いずれの取り組みでも同じだとは思いますが、梨部会代表の石川さんは、「教育ファームを実施する側としては、天気と作物の生育状況、そして学校の行事など、3つのスケジュールの兼ね合いがすごく難しい」とおっしゃっていました。
「教育ファーム」は自然環境を教材として行われるのですから、不測の事態は避けて通れないと改めて感じました。
正午過ぎ、小学校からはチャーターバスで乗り合って、梨畑に子どもたちがやってきました。
梨畑の近くからは徒歩で坂道を登っていきます。
梨畑では、「梨100年祭」のキャラクター「ナッシー」と「ナッキー」がお出迎えです*2。
ほどなく児童たちも集合し、収穫方法について簡単な説明がありました。

児童たちは教えてもらったポイントをメモしたりしていましたが、やっぱり早く収穫したいらしく、気持ちは上の空、頭上になる梨に熱いまなざしを向けていました。
説明が終わるや否や、前半・後半クラスごと収穫体験がスタート。
みんな上を見上げながら、「大きい梨どこ?!」、「わぁ!(梨)の汁が飛んだ~!」、「ほんまや!上にしたら簡単にのいた*3!」とおおはしゃぎ。
3つずつ収穫し終えたくらいで、「今年はよーけ梨ができたから、あと2つずつ収穫してもええど!」という生産者の方の一声で、全クラス入り乱れての収穫祭り状態となりました(笑)。
収穫した梨を私たちにもうれしそうに見せてくれたり、自分で収穫した梨の袋を破って色味をチェックしたり、子ども同士で採った梨の大きさの比較し合ったり、とにかく子どもたちがみんな活き活きとしていたのが印象的です。
またある児童は、途中で5つまで収穫できるようになったことに関して、「私の家族は5人やから、よかった~」とちゃっかりした発言をしていました。
将来、この子は良いお嫁さんになるでしょうね。
さて、収穫も終わり、豊浜小学校恒例の「発見カード」に収穫体験の感想を絵日記風に記録し、最後は梨について児童からの質問と収穫してうれしかったことの発表がありました。
児童からの質問では、「梨は熟しすぎてもダメ?」、「梨の上で回転しているものは何?」、「梨の木はどこまで大きくなるの?」、「二十世紀梨の採れ頃は?」、「もしこの梨が1年間この木にぶら下がっていたらどうなるの?」など、素朴な疑問や奇想天外な質問までいろいろありました。
一方、うれしかったことについて、「教えてもらったとおり梨を上にしたら簡単に収穫できたこと」、「おじさんに黄色い梨をもらったこと」、「梨がとっても美味しそうでうれしい」など、子どもたちの純粋な気持ちを聞いて、梨部会のみなさんのまなざしまでどこか柔らかでした。

取り組みが終わってから、石川さんや生産者の方との雑談の中で、次のようなお話を聞くことができました。
この前、高知県横内小学校で聞いた「イベントとしてのイベント」をどうやって教育にまで昇華させるのかという話と、こういった小さな取り組みをどうやって地域社会に埋め戻すのかという問題は、非常に大事な課題だし、さらに難しいテーマだと思います。
思ったのは、こういった取り組みを単発で終わらせるのではなく、長期的に継続させて行くことが重要だということ。
気の長い話かもしれませんが、人や地域を育てるのに即効性のある処方箋はないと思いました。
この日は、香川県観音寺市にある豊浜町和田地区に再びやってきました。
まだまだ残暑厳しい西日本です。
前回、6/13(金)に豊浜小学校3年生2クラス(約70名)の児童たちが二十世紀梨に袋かけ作業をしてから約3ヶ月、今日はその梨の収穫作業です。
生産者の方たちの話によると、今年は天候にも恵まれ台風も来なかったので袋かけした梨はほとんど落ちることなく*1豊作とのこと。
ただ収穫には実はまだ1週間から10日ほど早くて、「甘みはあるけど、ちょっと硬いかも」ということでした。
いずれの取り組みでも同じだとは思いますが、梨部会代表の石川さんは、「教育ファームを実施する側としては、天気と作物の生育状況、そして学校の行事など、3つのスケジュールの兼ね合いがすごく難しい」とおっしゃっていました。
「教育ファーム」は自然環境を教材として行われるのですから、不測の事態は避けて通れないと改めて感じました。
正午過ぎ、小学校からはチャーターバスで乗り合って、梨畑に子どもたちがやってきました。
梨畑の近くからは徒歩で坂道を登っていきます。
梨畑では、「梨100年祭」のキャラクター「ナッシー」と「ナッキー」がお出迎えです*2。
ほどなく児童たちも集合し、収穫方法について簡単な説明がありました。

梨は下に引っ張ってもなかなか採れないだけではなく、枝まで折れてしまうので気をつけること。
採るコツは、梨の実を下から上にねじ上げるようにすると簡単に採れます。
実はまだちょっと収穫するには時期が早いので、できるだけ大きな梨を3つ採って、採ったら袋を破って梨の色味を見てくださいね。
児童たちは教えてもらったポイントをメモしたりしていましたが、やっぱり早く収穫したいらしく、気持ちは上の空、頭上になる梨に熱いまなざしを向けていました。
説明が終わるや否や、前半・後半クラスごと収穫体験がスタート。
みんな上を見上げながら、「大きい梨どこ?!」、「わぁ!(梨)の汁が飛んだ~!」、「ほんまや!上にしたら簡単にのいた*3!」とおおはしゃぎ。
3つずつ収穫し終えたくらいで、「今年はよーけ梨ができたから、あと2つずつ収穫してもええど!」という生産者の方の一声で、全クラス入り乱れての収穫祭り状態となりました(笑)。
収穫した梨を私たちにもうれしそうに見せてくれたり、自分で収穫した梨の袋を破って色味をチェックしたり、子ども同士で採った梨の大きさの比較し合ったり、とにかく子どもたちがみんな活き活きとしていたのが印象的です。
またある児童は、途中で5つまで収穫できるようになったことに関して、「私の家族は5人やから、よかった~」とちゃっかりした発言をしていました。
将来、この子は良いお嫁さんになるでしょうね。
さて、収穫も終わり、豊浜小学校恒例の「発見カード」に収穫体験の感想を絵日記風に記録し、最後は梨について児童からの質問と収穫してうれしかったことの発表がありました。
児童からの質問では、「梨は熟しすぎてもダメ?」、「梨の上で回転しているものは何?」、「梨の木はどこまで大きくなるの?」、「二十世紀梨の採れ頃は?」、「もしこの梨が1年間この木にぶら下がっていたらどうなるの?」など、素朴な疑問や奇想天外な質問までいろいろありました。
一方、うれしかったことについて、「教えてもらったとおり梨を上にしたら簡単に収穫できたこと」、「おじさんに黄色い梨をもらったこと」、「梨がとっても美味しそうでうれしい」など、子どもたちの純粋な気持ちを聞いて、梨部会のみなさんのまなざしまでどこか柔らかでした。

取り組みが終わってから、石川さんや生産者の方との雑談の中で、次のようなお話を聞くことができました。
教育ファームをやりながら思うことは、体験を指導する側の体勢がきちんと整っていないとなかなか難しいということ。
例えば、収穫の説明をするにしても、そのことを子どもたちにわかるようにして工夫してあげないといけない。
そのためには、教育の現場と農業の現場がもっといろいろと話し合ったり情報交換をしながら、一緒になって考える時間が必要だと思う。
単に畑や田んぼに子どもたちを連れてきて、体験させて「はい終わり」ではあまり意味がないでしょう。
観音寺市になる前の豊浜町だったときは、学校と地域がもっと密接に連携していて、農業だけでなく豊浜町にあるいろんな産業で体験学習などをしていた。
だから、6年生になるころには、自分の地域でどんな産業があるのか経験として理解することができた。
今はこういった事業ひとつとっても縦割り制度の弊害があって、「教育は教育、農業は農業」といった感じで学校と地域がどこかうまく連動していないような気がする。
この前、高知県横内小学校で聞いた「イベントとしてのイベント」をどうやって教育にまで昇華させるのかという話と、こういった小さな取り組みをどうやって地域社会に埋め戻すのかという問題は、非常に大事な課題だし、さらに難しいテーマだと思います。
思ったのは、こういった取り組みを単発で終わらせるのではなく、長期的に継続させて行くことが重要だということ。
気の長い話かもしれませんが、人や地域を育てるのに即効性のある処方箋はないと思いました。
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