2008年06月25日
親子で農業体験 美作食と農の体験ファーム

担当者: 高野
カテゴリー: 中国エリア岡山県
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  6月19日、岡山県美作市の「美作食と農の体験ファーム」が実施されました。
 雨が降るかどうかという空模様のもと、なんとかギリギリの線で踏ん張ってくれました。雨に濡れずに、ジャガイモ掘りや、ピーマンの収穫体験などが行われました。

 こちらでは、未収園児の子どもたちと保護者の方17組で毎回35人前後が参加されています。ほ場は、この企画を運営サポートするボランティアグループの菊池さんというかたの畑をお借りしています。ボランティアの方達は、暇を見ては、畑のお手入れをされているそうで、総員は8名とのこと。

 参加する子どもたちは未収園児ということもあり、どんな感じ? と眺めておったところ…。

 自分たちが植えたキューリやナスの成長に驚きよろこぶ様子を見ていると、きっちりと「自分たちが何に関わっているか?」ということは自覚している様子です。
 それ以上に、保護者の方たちが「ナスの花も紫だ!」とか「キュウリの成長って早い!」と喜びおののいていました。

 親子でファームに参加した保護者の方達に話を聴くと「子どもたちの感受性の豊かさとか、観察力を再認識している」というようなお話をされる方が多かったですが、ボクは、むしろ子どもたちが親のはしゃぐ姿を見て再認識しておるのでは? と感じました。

 いずれにせよ、栄養となるだけではなく姿を見せることで、いろいろな気づきを与えてくださる農作物の生命に感謝ですよ。ホント。

 この日は朝一番で、親子で牛乳ゼリーをつくる調理体験をして、その後畑に登場です。まずは、5月13日に植え付けたナス・トマト・ピーマン・キュウリ・カボチャ・ネギ・トウモロコシ・サツマイモなどの野菜の観察を敢行。
 予想よりも成長が早いようで、この日はキュウリを数本収穫しました。


 収穫したばかりのキュウリはイガイガがあって、ゴツゴツしていますが、そのゴツゴツぶりは子どもたちには新鮮だったようで、みんなでおさわりして「うわぁ」。
 そうか、キュウリがそういう状態だということすら、分からずに食卓にでているんだなぁ。最後の方の子どもたちは「あれ? ゴツゴツしてないよ!」。みんなでお触りしているうちに摩耗してしまっていたようです。
 お母さんは「おうちで触ろうね」と言っていましたが、ぜひぜひそうしていただきたい。教育ファームでは、家庭での会話のバリエーションも増やしてくれる効果もありそうですね。

 続いては、本日のメインイベントのジャガイモ掘りです。
 雨の予想もあったために、収穫場所にはテントを設置するなどの心配りがニクいです。
 子どもたちは、地面の上に出ている葉を引き抜き、地面をチロッと掘っただけで「何にもでらん!」。立ちすくむばかり。そこで菊池さんらが鋤で土をおこすと、ゴロゴロとメークイーンが出てきます。
 その様子をみて地面をなでているだけだったのが、果敢に手を入れ始めます。すると出てくるジャガイモたちにテンションがやっと上がってきました。

 この日のルールは、お家に持ち帰るジャガイモは3つだけ。あとは、この後の交流会でふかして食べ、残りは8月4日の体験会でカレーを作る材料になります。
 3つだけということで、子どもたちは数あるおジャガの中から厳選して選ばなければなりません。大多数の子どもたちは、大きな方を3つ選ぶんですが、一人だけひとつまみ程度のまん丸にヤツだけをチョイスする子がいて。
 お母さんは、もっと大きいの大きいの! と指示しているんですがどこ吹く風。自分の美意識(?)に合致したジャガイモだけをかたくなに持ってかえったようです。


 総じて子どもたちは一生懸命なんですが、見ているとある女の子は一つの場所だけをスコップでペンペンしているのに夢中でした。この子の中では、目的がすり替わったようです。
 みんながおジャガの収穫に一喜一憂しているというのに、完全に自分の世界で楽しんでいました。それでも最後はうれしそうにジャガイモを持って帰っていました。これからもマイペースで楽しんでいただきたい。


 最後は、美作市保健センターに戻って、ジャガイモをふかしたものと、牛乳ゼリーでボランティアの方と交流会。キュウリも刻まれて出てきました。
 とれたてキュウリは甘くて、ジャガイモもふかふかでウメーかったんですが、やはりキュウリが食べられない子もいました。
 「キュウリ食べないとゼリー食べられないよ!」とみなでなだめすかすと、やっと5mm程度をカプリ。こみ上げてくるものをこらえながら、やっと呑み込み、涙をちょちょぎらせながら、ゼリーをかきこんでおりました。
 ファームの目標の中で、作物を育てることと残食の関係性を探る、というものがありますが、効果はいかに? 彼がキュウリを好きになったとは思えませんが、こういうものは即効性があるものではないと思います。

 
 美作市では、来年までのスケジュールがきちんと組立てられています。
 未収園児と家族の参加ということで、前もって予定を立ててもらうための配慮です。学校や幼稚園でのカリキュラムの一環だと、天候に応じて時間割などの組み替えも比較的簡単だと思いますが、一般公募の催しだと難しいところです。
 
 雨の場合も小雨決行。できない場合の対策を立てつつ、予定ほ場にテントを立てるなどの工夫をされています。天候や作物の出来に左右されがちな教育ファームですが、こういった点は参考になるのではないかな? と思うとります。

 


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