2008年07月27日
三本の矢。安芸高田市 農事組合法人「えーのー」
担当者: 高野カテゴリー: 中国エリア(広島県)
キーワード: 黒大豆 / 白大豆 / 重点地区 / 中山間地域 / Jリーグ / サンフレッチェ広島
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西日本ブロックは、九州は福岡を拠点に、中国・四国・近畿・九州をネットワークしています。ボクは中国地区担当の高野龍也です(あらためて)。
モデル地区への旅は、現在のところ公共機関を利用しており、列車の旅を満喫しています。寝るのも飽きるほど列車に乗ることもありますが、そんな時は流れ行く車窓を楽しんでいます。安芸高田市の「えーのー」さんに向かう途中のこと。ギンギラ太陽が突如真っ黒な雲に隠れ、スコールが降りだしました。
斜めに飛んでいく雨粒を見送っていると、進行方向から光が…。また、お日様が顔を出しました。虹は見えなかったですが、山の緑が翠色になりました。
農事組合法人えーのーさんです。
えーのーさんというのは、安芸高田市吉田にある地名・可愛(えの)をもじった名前です。営農にもかかっている。もちろん「ええのぉ」の意味を込めたトリプルミーニングなネーミングですよ。可愛いとかいて「えの」。ボクはむしろ、可愛い=えーのー、が縮まって「えの」になったんではないかと思います。なにか、愛でたくなるようなモノとかコトがあったんでしょうね。
また、吉田は毛利元就が生を受けた場所であり、墓地もある地です。「三本の矢」など、戦国時代でも屈指の名将のお膝元であるというのは、歴史好きには興味深い土地です。いずれ、そこんところもじっくり巡ってみたいものです。
いきなり余談で始まりましたが、地名は歴史の宝庫といいますからね。歴史は地勢と人が作るもの。つまり農作物と同じだとボクは思うので、切り離せないんでありますよ。
えーのーさんは、平成12年に発足しました。
発足に至る経緯はまず、平成3年から「県営ほ場整備事業」が着手となり(平成13年まで)、ほ場整備後の水田農業の効率的な展開を図るために、平成9年に営農組合の法人化に向けた研究会が発足。
細かな経緯は、えーのーさんのHPにまとめられているので、じっくりとご覧いただければと思いますが、それまで各戸で行われていた農業を、コミュニティで実施することを大きな目標に、3つの営農組合を連合して誕生したもの。様々な意味で、一歩先行く実験的な取り組みを行っています(こういう表現が適切かどうかはわかりませぬが)。
えーのーさんは事務局のもと、3つの部署がありそれぞれが活躍中です。
これら3つの事業に地域の方が参加されています。
3つの営農組合が合体、3つの事業。まさに三本の矢ですよ。
余談の次に前置きが長くなりましたが、これまでモデル地区を取材していくうちに、背景は大事だということが身にしみてまして。また、えーのーさんの背景は、ボクの見聞きした限りにおいては中国地区でも“特筆”なものだと感じられましたので。
また、えーのーさんの教育ファーム事業は、大豆への転作を押し進める過程ではじめられたものでもあるんです。
えーのーさんは、地元可愛小学校の3年生への大豆栽培の指導を平成15年にスタートしました。
ほ場は、学校の正門前。今回は実際の活動日ではありませんでしたので、児童たちとふれあう機会はありませんでした。が、それにしてもおしゃれな校舎だ。
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これまでは、白大豆(さちゆたか)を栽培していましたが、今年から黒大豆も始めたとのこと。
6月9日に、白大豆は種(豆)をうえ、黒大豆は苗を定植。
また、小学校の要請で、1・2年生も野菜作りに挑戦しています。
作物はけっこう多彩で、サツマイモ、落花生、トウモロコシ、キュウリ、ピーマン、ミニトマト、トマト…。
随時、野菜の観察などを行っています。学校とえーのーさんの事務所はすぐそば。
野菜はどんどん育っていくので、出来たら収穫。実りは給食の時間などのサイドメニューになっているようです。
予定では、夏休みの登校日を利用して黒大豆の芯をとめる、というような作業を行います。
今年初めての黒大豆は10月下旬に大部分を収穫し、枝豆の状態で食べるとのこと。サチユタカは11月下旬に収穫して乾燥させ、2月に保護者の方を交えて豆腐作り体験と鍋パーティーを実施します。
豆腐作り体験の前に、体験する「えーのー夢茶屋」の加工場で豆腐作り見学も開催。同所でそば打ち体験も準備中です。
豆腐作り体験を行う「えーのー夢茶屋」も拝見です。
平成12年にオープンのこちらは、地元産の食材をメインとしたヘルシーメニューが口コミで徐々に人気が浸透し、毎年5%ずつ売上が上がっています。
実際に食事もいただきました。
手打ち豆乳入りそば御膳 1100円です。
季節の野菜の天ぷらは抹茶塩で、あっさり。手打ちそばは、豆乳を使って打っていて、クリーミーな味わいです。腰のある食感でありながら、口の中でとろける食感というのは新発見でしたね。食後のそば湯も、つゆなしで飲んでもウマかったです。
豆腐はなめらかでさっぱりとした風味。九州の豆腐はざっくりとして、甘みが強い感じがしますが、中国地方ではこういうさっぱりした風味が一般的で好まれているということです。品種はアキシロメというそうで、もともと大豆の品種に関して知識はないボクですが、初耳の品種でした。
最近ボクは豆乳を好んで飲んでいますが、豆乳がウマいですね。いい意味で大豆の香りが強くて。加工品としては一般売りしていないそうで、豆乳はプレミアムメニュー。
こちらの運営は各営農組合の女性部の方が行っています。加工、調理、接客まで。人妻といいますか、お母様方です。彼女たちのライフサイクルに合わせて、レストランの営業時間は午前11時〜午後3時。
豆腐のか工場は午前4時からで、毎日200丁ほど作っています。
えーのー夢茶屋のそばには、Jリーグ(現時点でJ2)サンフレッチェ広島の練習場「吉田サッカー公園」があり、夢茶屋にはときおり選手が食事に来るそうです。
大豆を介して、児童と生産者とJリーガーと交流できるイベントなどが出来れば面白いですね。
モデル地区への旅は、現在のところ公共機関を利用しており、列車の旅を満喫しています。寝るのも飽きるほど列車に乗ることもありますが、そんな時は流れ行く車窓を楽しんでいます。安芸高田市の「えーのー」さんに向かう途中のこと。ギンギラ太陽が突如真っ黒な雲に隠れ、スコールが降りだしました。
斜めに飛んでいく雨粒を見送っていると、進行方向から光が…。また、お日様が顔を出しました。虹は見えなかったですが、山の緑が翠色になりました。
農事組合法人えーのーさんです。
えーのーさんというのは、安芸高田市吉田にある地名・可愛(えの)をもじった名前です。営農にもかかっている。もちろん「ええのぉ」の意味を込めたトリプルミーニングなネーミングですよ。可愛いとかいて「えの」。ボクはむしろ、可愛い=えーのー、が縮まって「えの」になったんではないかと思います。なにか、愛でたくなるようなモノとかコトがあったんでしょうね。
また、吉田は毛利元就が生を受けた場所であり、墓地もある地です。「三本の矢」など、戦国時代でも屈指の名将のお膝元であるというのは、歴史好きには興味深い土地です。いずれ、そこんところもじっくり巡ってみたいものです。
いきなり余談で始まりましたが、地名は歴史の宝庫といいますからね。歴史は地勢と人が作るもの。つまり農作物と同じだとボクは思うので、切り離せないんでありますよ。
えーのーさんは、平成12年に発足しました。
発足に至る経緯はまず、平成3年から「県営ほ場整備事業」が着手となり(平成13年まで)、ほ場整備後の水田農業の効率的な展開を図るために、平成9年に営農組合の法人化に向けた研究会が発足。
細かな経緯は、えーのーさんのHPにまとめられているので、じっくりとご覧いただければと思いますが、それまで各戸で行われていた農業を、コミュニティで実施することを大きな目標に、3つの営農組合を連合して誕生したもの。様々な意味で、一歩先行く実験的な取り組みを行っています(こういう表現が適切かどうかはわかりませぬが)。
えーのーさんは事務局のもと、3つの部署がありそれぞれが活躍中です。
1)営農部・・・・・・水稲、大豆・そば、農作業委託などを行う
2)加工部・・・・・・地元産大豆を豆腐、厚揚げなどの製品に加工
3)飲食部・・・・・・えーの夢茶屋(飲食店)運営
これら3つの事業に地域の方が参加されています。
3つの営農組合が合体、3つの事業。まさに三本の矢ですよ。
余談の次に前置きが長くなりましたが、これまでモデル地区を取材していくうちに、背景は大事だということが身にしみてまして。また、えーのーさんの背景は、ボクの見聞きした限りにおいては中国地区でも“特筆”なものだと感じられましたので。
また、えーのーさんの教育ファーム事業は、大豆への転作を押し進める過程ではじめられたものでもあるんです。
えーのーさんは、地元可愛小学校の3年生への大豆栽培の指導を平成15年にスタートしました。
ほ場は、学校の正門前。今回は実際の活動日ではありませんでしたので、児童たちとふれあう機会はありませんでした。が、それにしてもおしゃれな校舎だ。
009.jpg)
011.jpg)
これまでは、白大豆(さちゆたか)を栽培していましたが、今年から黒大豆も始めたとのこと。
6月9日に、白大豆は種(豆)をうえ、黒大豆は苗を定植。
また、小学校の要請で、1・2年生も野菜作りに挑戦しています。
作物はけっこう多彩で、サツマイモ、落花生、トウモロコシ、キュウリ、ピーマン、ミニトマト、トマト…。
随時、野菜の観察などを行っています。学校とえーのーさんの事務所はすぐそば。
野菜はどんどん育っていくので、出来たら収穫。実りは給食の時間などのサイドメニューになっているようです。
予定では、夏休みの登校日を利用して黒大豆の芯をとめる、というような作業を行います。
今年初めての黒大豆は10月下旬に大部分を収穫し、枝豆の状態で食べるとのこと。サチユタカは11月下旬に収穫して乾燥させ、2月に保護者の方を交えて豆腐作り体験と鍋パーティーを実施します。
豆腐作り体験の前に、体験する「えーのー夢茶屋」の加工場で豆腐作り見学も開催。同所でそば打ち体験も準備中です。
豆腐作り体験を行う「えーのー夢茶屋」も拝見です。
平成12年にオープンのこちらは、地元産の食材をメインとしたヘルシーメニューが口コミで徐々に人気が浸透し、毎年5%ずつ売上が上がっています。
実際に食事もいただきました。
手打ち豆乳入りそば御膳 1100円です。
季節の野菜の天ぷらは抹茶塩で、あっさり。手打ちそばは、豆乳を使って打っていて、クリーミーな味わいです。腰のある食感でありながら、口の中でとろける食感というのは新発見でしたね。食後のそば湯も、つゆなしで飲んでもウマかったです。
豆腐はなめらかでさっぱりとした風味。九州の豆腐はざっくりとして、甘みが強い感じがしますが、中国地方ではこういうさっぱりした風味が一般的で好まれているということです。品種はアキシロメというそうで、もともと大豆の品種に関して知識はないボクですが、初耳の品種でした。
最近ボクは豆乳を好んで飲んでいますが、豆乳がウマいですね。いい意味で大豆の香りが強くて。加工品としては一般売りしていないそうで、豆乳はプレミアムメニュー。
こちらの運営は各営農組合の女性部の方が行っています。加工、調理、接客まで。人妻といいますか、お母様方です。彼女たちのライフサイクルに合わせて、レストランの営業時間は午前11時〜午後3時。
豆腐のか工場は午前4時からで、毎日200丁ほど作っています。
えーのー夢茶屋のそばには、Jリーグ(現時点でJ2)サンフレッチェ広島の練習場「吉田サッカー公園」があり、夢茶屋にはときおり選手が食事に来るそうです。
大豆を介して、児童と生産者とJリーガーと交流できるイベントなどが出来れば面白いですね。
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