2008年08月23日
人知れず薄桃色の微笑を
担当者: 寺谷カテゴリー: 近畿エリア(兵庫県)
キーワード: 篠山 / 黒豆 / 草引き / 黒豆の花 / 過保護の豆 / PDCA / 一般参加
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8/9(土)、兵庫県篠山市にある「篠山チルドレンズミュージアム」(以下、「ちるみゅー」)さんの取り組みにおじゃましました。
「ちるみゅー」さんは、子どもたちのワークショップや体験型学習を軸とした施設で2001年7月にオープン。
建物は、篠山東中学校の誕生によって廃校となった旧多紀中学校をベースに改築されており、見た限り当時の中学校の校舎をほぼそのまま利用したような木造のたたずまいが、ノスタルジーを感じさせます。
そして、今回の取り組みである黒豆の草引きが行なわれるのは、「ちるみゅー」さんからバスで5分ほどの場所にある、粟野農場さんの一角の黒豆畑でした。

本日の取り組みが行なわれる前に、今日のタイムスケジュールを見ながらスタッフ全員でミーティングをされていました。
全般的な注意事項をはじめ、今日の作業に関して事前に参加者の方から出された「草を抜くコツ」などの質問について追加説明をしようという確認だったり、黒豆の花を観察する際に下手に枝葉を掻き分けると茎が根元から裂けてしまうことがあるので参加者には注意を促すようにといった内容でした。
マネジメントを実行する上で「PDCAサイクル*1を回す」という考え方がありますが、情報やノウハウを共有したり、前回の反省点をフィードバックすることは、次の取り組みを豊富化するために非常に重要なことではないかと感じました。
また実際の作業になると、どうしてもプロフェッショナルである生産者の方に頼りっぱなしになってしまう場合が多いと思うので、運営するスタッフ全員が目的と役割をしっかりと分担し合うことは、事業を継続させていくためにも重要なことではないかと思いました。
本日の参加者が集まった時点で、今日の作業についての説明があり、首領百姓こと粟野さん(あだ名は、カッちゃん先生)から「雑草は根に近いところを持って、まっすぐ引き抜くと抜きやすくなる」と草引きのコツについての解説も付け加えられました。
説明が終わって「ちるみゅー」からマイクロバスにて程近くの粟野農場へ移動。
前回(6/29)植えた黒豆の苗は大人の腰ほどの高さにまで成育しています。
到着するなりカッちゃん先生から「今、黒豆は花をつけています」という説明に、主にお母さんたちから感嘆の声がもれました。
しかし、黒豆畑を見る限り一面緑の葉っぱしか見当たりません。
「はてな?」
黒豆の花を探しながらの草引き作業が始まりました。
参加者のみなさんは、篠山市近隣の都市から来られた人たちが多いようでしたが、近隣の都市といえど実はここ篠山と似たような自然環境とのこと。
ただ、農作業となると経験のない方たちが多く、黒豆畑の隣にあった水田にも興味津々の様子で、青々と生育する稲についてもカッちゃん先生に質問されていました。
子どもたちはもちろんのこと、どちらかといえば保護者の方たちの方が一心不乱に草引き作業をされていたのがとても印象的です。
「子は親の背中を見て育つ("Children See, Children Do.")」といいますが、親が一生懸命何かに打ち込んだり、何かに驚いたり感動したりする様子を見て、子どもたちも感化されることは非常に重要なのではないだろうかと思いました。
ちなみに、自分たちの植えた黒豆の苗がどれかわかるようにお手製のプラカードが立てられていて、定植した日付、名前、イラストやメッセージが添えられとってもチャーミー。
容赦ない日光の下、畝と畝の間にしゃがむとメガネが曇るほどの高い不快指数の中、みなさん汗びっしょりになりながら草引き作業を続けられていましたが、自分の持ち場だけでは飽き足らず他の人の黒豆畑の草引きまでされていました。
約1時間の草引き作業も終わりバスに向かう道すがら、目の前を歩くキッズが右手に何やら持っています。
よく見ると、ヘビの抜け殻*2。
「それは財布にしもときや。そしたらお金が貯まるから」とカッちゃん先生。
大事な戦利品ですね。
さて、粟野農場からバスに乗り「ちるみゅー」に戻って、よく冷えた黒豆茶(黄粉風味なんですね)を飲みながらしばし休憩。
その後、カッちゃん先生から黒豆について次のようなお話をしていただきました。

子どもを「我慢」させる親の「我慢」ってことですよね?
すべてのプログラムが終了したのち、スタッフ全員での反省会があり、図々しくも同席させていただきました。
スタッフの方たちからは、「黒豆の花を初めて見て感動した」とか、「保護者の方が子どもたち以上に一生懸命草取りをされている姿に驚いた」とか、「手持ち無沙汰になった子どもたちへの声かけをもっとしよう」とか、次回へつながる意見がそれぞれから出ていました。
そして、私も発言する機会をいただき、他の地域の取り組みを見てきた人間として参考になればと和歌山県紀の川市で教えていただいた「スイートコーン」の話をさせていただきました。
すると、カッちゃん先生が「実は豆も一緒で、倒れた苗をムリに起こすとダメになってしまう。豆は倒れても倒れたところからまた根を張って自分で生長しいくからほっとくんや」ということをうかがうことができました。
「過保護の豆」や「豆の苗は倒れても自力で生長する」という話をうかがいながら、「教育ファーム」の「教育」という部分についていろいろと考えました。
「教育」となるとその対象は「子ども」のように思えますが、実は大人や親の方が「教育ファーム」という農林漁業体験を通じて教えられ気づくことが多いのではないかと。
で、黒豆の花ですが、実は茎と茎の間に咲くんですね。
淡いピンク色の小さな花、初めて見ました。
「ちるみゅー」さんは、子どもたちのワークショップや体験型学習を軸とした施設で2001年7月にオープン。
建物は、篠山東中学校の誕生によって廃校となった旧多紀中学校をベースに改築されており、見た限り当時の中学校の校舎をほぼそのまま利用したような木造のたたずまいが、ノスタルジーを感じさせます。
そして、今回の取り組みである黒豆の草引きが行なわれるのは、「ちるみゅー」さんからバスで5分ほどの場所にある、粟野農場さんの一角の黒豆畑でした。

本日の取り組みが行なわれる前に、今日のタイムスケジュールを見ながらスタッフ全員でミーティングをされていました。
全般的な注意事項をはじめ、今日の作業に関して事前に参加者の方から出された「草を抜くコツ」などの質問について追加説明をしようという確認だったり、黒豆の花を観察する際に下手に枝葉を掻き分けると茎が根元から裂けてしまうことがあるので参加者には注意を促すようにといった内容でした。
マネジメントを実行する上で「PDCAサイクル*1を回す」という考え方がありますが、情報やノウハウを共有したり、前回の反省点をフィードバックすることは、次の取り組みを豊富化するために非常に重要なことではないかと感じました。
また実際の作業になると、どうしてもプロフェッショナルである生産者の方に頼りっぱなしになってしまう場合が多いと思うので、運営するスタッフ全員が目的と役割をしっかりと分担し合うことは、事業を継続させていくためにも重要なことではないかと思いました。
本日の参加者が集まった時点で、今日の作業についての説明があり、首領百姓こと粟野さん(あだ名は、カッちゃん先生)から「雑草は根に近いところを持って、まっすぐ引き抜くと抜きやすくなる」と草引きのコツについての解説も付け加えられました。
説明が終わって「ちるみゅー」からマイクロバスにて程近くの粟野農場へ移動。
前回(6/29)植えた黒豆の苗は大人の腰ほどの高さにまで成育しています。
到着するなりカッちゃん先生から「今、黒豆は花をつけています」という説明に、主にお母さんたちから感嘆の声がもれました。
しかし、黒豆畑を見る限り一面緑の葉っぱしか見当たりません。
「はてな?」
黒豆の花を探しながらの草引き作業が始まりました。
参加者のみなさんは、篠山市近隣の都市から来られた人たちが多いようでしたが、近隣の都市といえど実はここ篠山と似たような自然環境とのこと。
ただ、農作業となると経験のない方たちが多く、黒豆畑の隣にあった水田にも興味津々の様子で、青々と生育する稲についてもカッちゃん先生に質問されていました。
子どもたちはもちろんのこと、どちらかといえば保護者の方たちの方が一心不乱に草引き作業をされていたのがとても印象的です。
「子は親の背中を見て育つ("Children See, Children Do.")」といいますが、親が一生懸命何かに打ち込んだり、何かに驚いたり感動したりする様子を見て、子どもたちも感化されることは非常に重要なのではないだろうかと思いました。
ちなみに、自分たちの植えた黒豆の苗がどれかわかるようにお手製のプラカードが立てられていて、定植した日付、名前、イラストやメッセージが添えられとってもチャーミー。
容赦ない日光の下、畝と畝の間にしゃがむとメガネが曇るほどの高い不快指数の中、みなさん汗びっしょりになりながら草引き作業を続けられていましたが、自分の持ち場だけでは飽き足らず他の人の黒豆畑の草引きまでされていました。
約1時間の草引き作業も終わりバスに向かう道すがら、目の前を歩くキッズが右手に何やら持っています。
よく見ると、ヘビの抜け殻*2。
「それは財布にしもときや。そしたらお金が貯まるから」とカッちゃん先生。
大事な戦利品ですね。
さて、粟野農場からバスに乗り「ちるみゅー」に戻って、よく冷えた黒豆茶(黄粉風味なんですね)を飲みながらしばし休憩。
その後、カッちゃん先生から黒豆について次のようなお話をしていただきました。

黒豆はひとつのサヤに多くて3つ豆がなります。
農家はできるだけ3つ豆が入った黒豆を栽培したいと思っているけれども、1つや2つの豆しか入っていないものもできる。
なぜそうなるのかはいまだに謎で、農家は試行錯誤を続けています。
また、農業の最大の敵は自然。
最近、ようやく雨が降ってホッとしてますが、雨が降らないと畑の土も真っ白に乾いてしまいます。
しかしそうであっても、極力水はやりません。
なぜなら、人工的に水をやると「過保護の豆」になってしまうからです。
過保護の豆になると、人工的に水をやらないと育たなかったり、また根腐れしてすぐにダメになってしまいます。
これはたぶん人間も同じで、あまり過保護になるとうまく育たないことがあるでしょう。
「我慢させるときは我慢させる」ことが大切だと思います。
子どもを「我慢」させる親の「我慢」ってことですよね?
すべてのプログラムが終了したのち、スタッフ全員での反省会があり、図々しくも同席させていただきました。
スタッフの方たちからは、「黒豆の花を初めて見て感動した」とか、「保護者の方が子どもたち以上に一生懸命草取りをされている姿に驚いた」とか、「手持ち無沙汰になった子どもたちへの声かけをもっとしよう」とか、次回へつながる意見がそれぞれから出ていました。
そして、私も発言する機会をいただき、他の地域の取り組みを見てきた人間として参考になればと和歌山県紀の川市で教えていただいた「スイートコーン」の話をさせていただきました。
すると、カッちゃん先生が「実は豆も一緒で、倒れた苗をムリに起こすとダメになってしまう。豆は倒れても倒れたところからまた根を張って自分で生長しいくからほっとくんや」ということをうかがうことができました。
「過保護の豆」や「豆の苗は倒れても自力で生長する」という話をうかがいながら、「教育ファーム」の「教育」という部分についていろいろと考えました。
「教育」となるとその対象は「子ども」のように思えますが、実は大人や親の方が「教育ファーム」という農林漁業体験を通じて教えられ気づくことが多いのではないかと。
で、黒豆の花ですが、実は茎と茎の間に咲くんですね。
淡いピンク色の小さな花、初めて見ました。

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