スーパーマーケットに対する改善提案

2007.12.02 Selfish Study 6 Comments boff 1,446 view

以前から当サイトでも取り上げているスーパーなどのエコバッグについて、最近ではずいぶんマイバッグ持参の取り組みが浸透してきたようだ。
11/11付の西日本新聞朝刊にマイバックに関する地域流通経済研究所(熊本市)の調査結果が紹介されていた。
その調査結果(『第7回 熊本市の女性の購買行動調査』PDF)をみると、マイバッグの利用率は全体で38.0%(「常に持参している」11.0%+「だいたい持参している」27.0%)と、2年前の調査からその割合は約2倍になったらしい。
また、「全国マイバッグ調査」(2007年2月ダスキン調べ)をみると、全国1位の滋賀県のマイバッグ率はなんと86.0%!(ほんまかいな?)
私もこのところは忘れず「マイリュック」を背負って買い物にいくようになった。
習慣になってしまえば、当初抱いていた「負担感」はなくなってしまうものだ。
とはいえ、マイバッグを持参する消費者としてはスーパーの取り組みで問題に思うことがある。
今回はそのことに関してスーパーマーケットに改善を提案したいなと。

 

「ノー・レジ袋」カード

それは、「ノー・レジ袋」カード†1の設置場所についてだ。
日本チェーンストア協会に加盟してるスーパーなら、おそらくどのお店もレジの近くに設置されていると思うが、使う側(つまり買い物客)の立場からいうと、カードをカゴに入れて清算を済ますまでのタイミングが短すぎると感じる。
自分より前に清算している客がいればまあよい。
しかし、客待ちのないレジを使うと、カードをカゴに入れてもすぐにレジの店員がそのカードを抜き取るので、カードを入れるよりも口頭で辞退を申し出るほうが早い。
だが、口頭でいうつもりでカードをあえて入れなかったら、確認もせずレジ袋に商品を詰めようとする店員がいるので、こちらが慌てて「レジ袋はいりません」と申し出ないといけないケースがある。
問題はそれだけではない。
レジ付近にカードがあると、普通カードはカゴの中の商品の上に乗っかることになる。
すると、店員はまずそのカードを取り除いたのち会計処理をし、すべて終わったときにはカードが入っていたことを忘れてしまって、カードを入れていたのにレジ袋の要・不要の確認を求められたり、レジ袋に商品を入れようとしてしまうことがあるのだ。
以上の問題を解決するには、「ノー・レジ袋」カードは店舗の入り口、ないしは買い物カゴの置いてある場所に付置すべきである。
とくに後者の問題に関して、商品よりも先にカードがカゴに入っていれば、会計処理をして最後にカードが現れることになり、改めて確認したりするミスを未然に防ぐことに役立つだろう。
些細なことだがちょっとした段取りの見直しで、ミスの軽減や買い物客の利便性を高めることができるのではないだろうかと日々思うのである。

 

Notes

  1. そもそもこのカードが必要かどうかは問題だが

Reaction

  1. mine より:

    そうだそうだ〜!
    コメントせずにおこうかと思ったら、
    今日、そんな目に遭いました。
    二回も袋要りませんって言ったのに‥‥。
    全く無意味ですよね。
    カード要らないのでは?

  2. Boff より:

    mineさんへ
    おっ!賛同者がいた:hahaha:
    この記事を書いたあと、シャワーを浴びながらさらに考えていたんですが。
    このカードですね、レジ袋を必要とする人が使うようにすればどうかと。
    心が狭いと思われるかもしれませんが、なぜレジ袋を辞退する方がわずらわしい思いをしないといかんの?
    大目的がレジ袋削減→環境負荷軽減なら、レジ袋を必要とする人たちに「レジ袋ください」という意思表示をさせればいいじゃないのと思います。
    その方がたぶんレジ袋の使用量は減るでしょう。
    「そうすると買い物客が減る」とかいうスーパーは、その姿勢を疑います。

  3. piccard より:

    我が家では、散歩時のワンコのうん●を入れるのに、レジ袋は必需品ですので、決して辞退しないのでごじゃる。
    最近サニーなんかでは
    先週のエコバック率は44%でしたぁ・・・
    なんて張り紙がレジんとこにしてあって、
    「袋要るか?」と必ず聞くので非常に肩身狭く、
    けっ、袋もふつうにくれんような店にはいかんぞ。と、思ったりする。
    ま、少数派だと思うけどね。

  4. Boff より:

    piccardさんへ
    そういえばうちでもゴミ箱にレジ袋をはめ込んで使ってますが、最近、家庭内レジ袋不足でちょっと困っています。
    ワンちゃんの散歩のときには必需品でしたね。
    さて、いろいろと困ったぞ。
    こういうときマーケットチャンスが生まれるわけですけどね。:**:

  5. 山下博之 より:

    口で言えば済むものをわざわざこんなカードを用いるというのは変だなと思います。聴覚障碍者にとっては意味があるかも知れませんが‥‥。このような風潮が広がれば、そのうちに「ポイントカード持ってませんカード」や「割りばし要りませんカード」など、いろいろなカードが出て来そうでちょっと恐ろしいです。

    1. boff より:

      貴重なコメントありがとうございます。

      おっしゃる通りで、当時は「口頭で済むのに、わざわざこんな紛らわしいやり方をなぜさせるんだろう」と思いました。
      最近はこの「カード」はなくなって、有料レジ袋がレジの前にぶら下がっていて、必要な人はそれを取って商品と一緒に精算する方式になりました。
      「割り箸いりませんカード」はまだ登場していませんので、また違和感のあるサービスが出てきたらご紹介したいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Only Japanese comments permit.

TrackBack URL

Top