JR周船寺駅のすぐそばに「じょうもんさん」という地元産品の直売市場があり、早速店内で「主船司」ブランド品を探した。
すぐに見つかるかと思いきや、「主船司」ブランド品は他の産品とごちゃ混ぜに陳列されており、唯一パッケージに貼られた「主船司」のシールで識別するしかなかった。
HPで確認する限り、「主船司」ブランドに認定された商品は8品。
しかし、「じょうもんさん」の中で確認できたのは3~4品ですべてが用意されているわけではないようだ。
せめて、「主船司」ブランド品を集めたブースでもあればそれだけで地域の熱意が伝わってくるのにと思った。
ちなみに「主船司」ブランドは以下の基準をクリアしたものが認定される(「
主船司ブランド紹介」ページより)。
1.周船寺校区内生産物であること
2.人に安全な商品と認められたもの
[1]農業生産物・・・栽培履歴をつけ。安全に対し常に努力したと認められるもの
[2]加工産品
A.農薬・添加物はできるだけ避ける。
B.できるだけ周船寺生産物を使用し、生産者の顔が見えるよう、心がける。
C.遺伝子組み換え原材料は避ける。
D.生産工程の衛生検査を受け、安全に努力していること。
以上、認められたもの。
3.良質で美味しい産物と認めれられたもの
ある意味でブランドとして認定された商品の品質を保証しているように思われるのだが、逆手に捉えれば、周船寺校区内の生産物で「主船司」ブランド化されていない商品の品質はどう判断されるのかという問題もあるだろう。
せっかくのブランド化が他のノンブランドの価値をおとしめるようなことがあるならば、全体として逆効果となりうるというリスクを想定しておかなければならない。
また、『
ブランド』によると、「商品を指示するだけのブランドには、価値は生じない」のであって、ブランドが「絶対的な本来の価値(意味)」に達するには根拠なき根拠の中できわめてデリケートな意思決定を繰り返すことが求められることから、その意味でブランド化は難易度が高い戦略である。
実は、周船寺には商店街がある。
国道202号線に並行して「
すせんじ商店街通り」に個人商店が集積している。
しかし、閉店している店舗が目立ち人通りはほとんどないといってよい状況だった。
詳しくは調べていないのだが、JR筑肥線福岡市天神側からひとつ手前の駅前(九大学研都市駅)に売り場面積43,856㎡の真新しい「イオン福岡伊都ショッピングセンター」(2006年4月28日開店)があり、周船寺商店街に対する影響は計り知れない。
「主船司」ブランドでどこまで商店街に活況を呼び戻すことができるのか・・・・引き続き動向を見守ることにしよう。