福岡市の科学力の底が知れたある日

2009.07.10 Column 2 Comments boff 12 views

プラネタリウム

 

仕事のアイデアを得るため、Pinkyさんとともに福岡市立少年科学文化会館に行ってきました。
行ってみると、「へ~」とか「え~?!」とかいろいろ思うところがあるわけで、例のごとく愛のある辛口批評です。

同施設のある場所は、福岡市中央区舞鶴2-5-27で「あいれふ」の隣です。

 


より大きな地図で 少年科学文化会館 を表示

 

入場無料、プラネタリウムもなんと大人200円(高校生150円、幼児・小・中学生はなんと無料)ととってもリーズナブルなんですが、やっぱり「お値段相応」という感じがしました。
あくまで「子ども向けの施設」ということではあるのでしょうけど、それにしても施設内にある展示物や体験グッズがどれも古めかしいし、なんだか寂しい気持ちにさせてくれます。
印象としては、「百貨店の屋上にあった時代遅れのゲームセンター」といった感じ。
例えば、映像技術として昔よく使われていたクロマキーってありましたよね?
その体験コーナーとして巨大な機材がかなりのスペースを占有しています。
あるいは、自動車教習所とかにある(?)ドライビングシミュレーターや飛行訓練に使われる(?)フライトシミュレーターがありましたが、いずれもびっくりするほど旧式の筐体。
あとは、CRTモニターのPCが置いてあって、ウェブカメラか何かで自分の顔写真を撮り込み、落書きができたりするのとか、馬の足音の効果音を出すのに置いてあった木製の茶碗は割れててセロハンテープで補修されてるとか・・・・もう挙げればきりがないほど時代遅れでした。
200円のプラネタリウムも見たんですけど、季節によってテーマが変わるプログラムをやっていて、上映のほとんどがその教育番組的な内容。
過去の偉大な天文学者がどうしたとか、中国では北斗七星は死を司る星座だとか、あくまでもプラネタリウムは幕間のおまけのような存在で、期待したほど星空を見せてくれません。
帰ってきてから同施設のサイトを見てみると、それなりにおもしろそうな体験教室も用意されており、しかもどれもこれも参加費が激安。
また、「科学の質問箱」のページは必見でしょう。
「温め直せば開くよ」とか、「軽いから浮くのだ」とか、味もシャシャリもない回答や、「洗剤5.6本:せんたくのり11本:水22.5ℓ」ってちょっと量が多過ぎないっすか?!と突っ込みどころ満載です。
親子で参加できてもっといろいろと工夫すれば楽しく科学が学べそうなのに、あの施設設備とコンセプトといったらほんとにもったいないですよ!
メガスター」を導入してくれとはいいませんので、プラネタリウムはやっぱり星をメインで上映してほしいです。
子どもたちの理科離れを嘆く前に、やることあるんじゃないですか?福岡市さん!

追伸
過去に何度か関連の仕事をさせていただきましたが、いま百道浜のTNC放送会館内にある「ロボスクエア」は、本来この施設内に併設すべきだと思うんですけど。
「福岡ソフトリサーチパークがあるから」などいう移転理由は、ほんとにセンスないなと思います。

 

Reaction

  1. Pinky より:

    活気のなさにビックリしましたね。平日だから?
    夏休みになったらもうちょっと賑わうことを祈ります。
    >時代遅れのゲームセンター
    これはピッタリの表現ですね。タイムスリップしたような気分でした。
    PCを触ってみましたが性能が悪いので、処理の遅さにイライラしました。このイライラ感はかなり懐かしい感覚でしたね。
    星があまり見られなかったプラネタリウムについウトウトしてしまいましたが、寝心地はよくなかったです(笑)
    で、やっぱり17時で終わり。早っ。

  2. Boff より:

    あれはプラネタリウムではなく、新しい映画の観覧スタイルを福岡市が提案しているんですよ。
    みんな天井向いてみれば、前の人の頭が邪魔とかいうストレスはないですし。。。
    市民の税金でハコノモを作って、結局、あまり活用されずに、無駄に維持費だけを浪費しているのかもしれないと思ったら、市民としてはいたたまれない気分になります。
    すでにある資源を効果的に組み合わせて、より魅力あるサービスにするとか、そういう努力が必要じゃないですか?と。
    とくにこの施設のターゲットは子どもたちなのに、驚きや発見、夢や希望を与えようとする仕掛けがほとんど感じられなかったのが、とても残念でした。

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