デジタル式のはかりを修理してみた

2018.11.07 Gadget 0 Comment boff 0 view

すっかりはんだ付けにハマってしまいました。
今回は、ラボメンPinkyさん所有のデジタルはかり(デジタルスケール)を修理しました。

 

 

症状は、電源ボタンを押しても電源のON・OFFができなくなったということです。
おそらくスイッチの接点不良だろうと思ったので、交換することにしました。
自分で分解修理する場合は、自己責任でお願いします。

 

 

本体を裏返して、後方の足コマのゴムと表示ステッカーの裏側にそれぞれビスが隠れています。

 

 

表示ステッカーの裏側にある2本のネジを外すと、計量皿が外れます。

 

 

本体外殻を開きますが、前方に4か所のツメで引っかかっています。
電源のラインがやたらと短いので、断線しないように注意する必要がありました。
断線しないよう基板を固定してるビスを外します。

 

 

ちなみにはかりの本体は、アルミ製のビーム型ロードセルに歪みゲージが貼り付けてあります。
荷重でわずかにロードセルの表面積が変形(目視ではわからないレベル)するのですが、貼付されている歪みゲージも変形するので電気抵抗値が変わり、その電気信号から重さを検知するという仕組みらしいです。
工学系の知識はありませんので、興味のある方は各自で調べてみてください(例えば、「ロードセル 10問10答」とかがわかりやすかったです)。

 

 

さて、タクトスイッチ(正式には、タクタイルスイッチ)の交換に話を戻します。
機能しなくなった電源側のタクトスイッチは、少し腐食したような状態だったので、迷わず取り外しました。

 

 

タクトスイッチの規格は、6mm×6mm角、高さ約4.2mm、4本足。

 

 

同規格のタクトスイッチを、博多区呉服町にある「マルツ(marutsu)」に買いに行きました。
マルツさんに行った理由は、おそらく市内で最安値だったのと、行ったことがなかったので単純に興味があったからです。
わからなかったスイッチの取付方向を店員さんに質問したら、丁寧に教えていただきました。

 

 

で、タクトスイッチをはんだで固定。
それ自体に極性はないので、すんなりハマる向きで配置すればOKとのことでした。

 

 

あとは、逆手順に組み立てて完成。
電源スイッチも正常に機能したので、テストを兼ねて1円玉を量ってみたら正確に1gを表示しました。

 

 

タクトスイッチのお値段は1個39円(税込み)と、非常に低コストで修理することができました。
かなりはんだの扱いにも慣れてきたので、修理や改造だけでなく何か作ってみたいなぁと思っています。

 

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