初・サル・詣

2010.01.18 Column 0 Comment boff 0 view

去年、piccardさんがここで書いていた「猿田彦神社」。
福岡に住んでからというもの、玄関先でときどき見かける「猿面」がずーっと気になっていたんです!
2010年1月10日(日)、新年明けて最初の庚申の日に行われる「初庚申の大祭日」でしたので、piccardさん、Pinkyさんと3人で猿田彦神社(福岡市早良区藤崎)に詣でました。

詳しいことはよくわかりませんが、「庚申」(かのえざる、こうしん)とは、十干と十二支を組み合わせた干支(かんし)と呼ばれるもので、60の組み合わせでワンサイクルする暦のことらしく、「庚申」は60日に1回来る日ということのようです。
中国では、この「庚」と「申」の日に、寝ている間に人の中にいる虫が天に昇って神様にその人の善悪を告げ口するという考えがあったようで、そのためこの「庚申」の日には眠らないように夜を明かすという信仰(「庚申待」)が日本でも広まったらしいです。
ただこの庚申の日と猿田彦神社とにどんな関係があるのかは不明で、おそらく「申」と「猿」の語呂合わせってことだけのような。
さらに調べてみると、「猿田彦神社」っては全国にいくつもあって、文字通り「猿田彦(サルタヒコ)」という神様を祀った神社だそうです。
じゃー、「猿田彦」は何だというと、名前に「猿」が付くだけで猿の神様というわけではなく、鼻が大きかったらしくて「天狗」の原型ではないかということがネット上の情報ではありました(Google画像検索)。
猿田彦神社でもらった資料をみると、「猿田彦大神は、高天原(たかあまはら)から降りてきた瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)という神様の道案内をした神様」だったらしいので、「啓(みちび)きの神」とされています。
いまさらながらなんですけど、「天孫降臨」って天照大御神の孫である瓊瓊杵尊が降臨したって意味だったんですかね? … ホントかウソかも分からない神話はこれくらいにしておきましょう。
結局のところ、「庚申」と「猿田彦」と「猿面」は単に「サル」というキーワードでつながっているだけということがわかっただけですし。

前置きが異常に長くなりましたが、10日(日)はAM10時に地下鉄藤崎駅改札にて待ち合わせ。
初庚申の大祭日は早朝5:30から開催されており、夜中の3時頃から並ぶ人がいるほど人気があるそうです。
神社の前に行ってみると、神社のある区画をグルッと一回りするほどの行列ができていました。
並ぶこと1時間30分ぐらい、ようやく猿田彦神社の境内に入れました。
通常でも決して広くない境内の中に、この日は露天や屋台が出ていて異常な圧迫感です。

 

 

早々に参拝を済ませ、お目当ての「猿面」をサルゲッチュ!さていただきました。

 

猿面~♪

 

「猿面」を売っているのは「初庚申の大祭日」だけかと思いきや、どうも話によると次の「庚申」の日(つまり60日後)にも販売するようです†1
その後、西新商店街の「万里長城」でお昼から満漢全席(笑)をガッツリ食し、超満腹状態で地下鉄に乗り次は博多区の櫛田神社にお詣りに行きました。

 

 

 

櫛田神社で今年初めておみくじを引きました … その結果は?

 

大吉
【総運】
心をかたくもって 一時の不運にあわてさわぎ思いまようてはいけません
本業をよくまもって静かにときの来るのをまちなさい
開運うたがいありません

  • 願望・・・気ながくすればととのう安心せよ
  • 待人・・・来るがおそい
  • 失物・・・物にかくれて出ず
  • 旅行・・・十分でない 控えよ
  • 商売・・・物価下る買うはわるし
  • 学問・・・安心して勉学せよ
  • 相場・・・売れ 大利あり
  • 争事・・・人に任せるが利
  • 恋愛・・・あわてず心をつかめ
  • 転居・・・さしつかえなし
  • 出産・・・安し 信心が第一
  • 病気・・・気を強くもてなおる
  • 縁談・・・先方へ思い通ぜず 調いにくい

 

3年連続で大吉は大吉だったんですが、各論をみると「おそい」とか「出ず」とか「わるし」とか「調いにくい」とか、大吉的要素はあまりないような…。
今年は買わずに売るのがいいようですので、売って売って売り尽くします!

Notes

  1. 2010年3月11日くらいでしょうか?

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