手紙をお安く送る方法 ミニレターってご存知?
みなさんは、「ミニレター」という郵便商品があるのをご存ですか?
正式名称を郵便書簡と言い、ミニレターというのは通称です。
その名の通り「小さな手紙」なんですけど、はがきと便箋が一体になったような構造になっていて、1966年(昭和41年)から発売されています。
ミニレターは展開された形で売っていて、はがきと同じように宛先面に切手(料額印面)が印刷されています。
ミニレターの大きな特徴は次の3点です。
- 便箋部分は、はがきの約3倍分の通信スペースがある
- はがきの郵便料金(2021年1月時点では63円)で全国一律送ることができる
- のり付けして組み立てると封筒になるので、総重量が25g以内、厚みは1cm未満なら中に紙片を同封できる
- 速達、書留(一般・簡易)、引受時刻証明、配達証明、内容証明、特別送達、特定記録、本人限定受取、年賀特別郵便、配達日指定といったオプションサービスを付加することができる
封筒の形にしたときのサイズは、縦16.5cm、横9.2cmなので、例えば、一般の写真(L判)は縦12.7cm、横8.9cmなのでジャストサイズです。
はがき(横10cm)をそのまま同封することはできません。
思いつく用途としては・・・
- 写真(L判)
- フライヤー、案内状
- グリーティングカード、名刺、ステッカー
- ハンカチ、お守り
- 金券、プリペイドカード、きっぷ、チケット
- SDカード
などは同封して送れそうです。
ただし、SDカードは破損する可能性が高いですし、郵便局のQ&Aによると「重さが25g以内でも、紙片状のもの以外は同封できません。(例:ペン、鍵、化粧品等)」とのこと。
「紙片状のもの」って微妙な表現ですね。
その他の注意点としては以下のとおりです。
- 印刷された切手部分(料額印面)の切り取り使用はできません
- 交換手数料は、一枚につき10円です
- 封入後の重量が25gを超える場合は、定形外郵便物の料金が適用になります
例えば、25gを超えてしまったら120円(50g以内)必要なので、普通に郵便で送った方(50g以内なら94円)が安上がりです。
で、実際に使ってみて思ったことがあります。
それは、受け取った相手が、切り取り線の書かれた3辺すべてを切り取らないと、封筒が展開しないので、中に書いた文章が読めないということです。
1辺でも開封すれば同封した内容物は取り出せるので、下手をすると中に書いたメッセージを相手が気づかず、読んでもらえない場合もあるかもしれないなと思いました。
ですので、念のため「『切り取り線』は3辺全部切ってね」と自分の住所を書く面に注意書きを記しました。
とはいえ、ちょっとした手紙や写真などを送る場合、定形郵便(84円)よりも21円もお安く送れるのでとてもお得だと思います。
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