美声の持ち主、君の名は?

2018.04.24 Column 0 Comment boff 17 views

ちょっと聞こえにくいですが、まずは次の音源を聞いていただきたい。

 

 

最近、ホームオフィスと隣のマンションの狭間からよく聞こえてくる鳥の鳴き声です。

なかなかの美声でしかも声量も大きい。

姿が見えず、この美声の主はどんな鳥だろうと気になっていました。

今日も鳴き声が聞こえてきたので録音をしながら、ベランダから双眼鏡で声のする方を探してみました。

すると、見慣れない2羽の鳥の姿見つけることができました。

調べてみると、イソヒヨドリの夫婦。

大きさは、20cmを少し超えるくらいで、ハトよりも小さくスズメよりは大きいといった感じです。

 

オスは、胸羽がオレンジ色で、顔と背中は青色、羽先と尾は黒に近い青色。
見た目にも美しいお姿。

 

イソヒヨドリ オス

 

メスは、全体的に灰色ぽく、胸羽はウロコ状の斑模様になっています。

 

イソヒヨドリ メス

 

イソヒヨドリはその名の通り海岸や磯に生息しているのですが、しかしヒヨドリ科ではなくヒタキ科(ノビタキ亜科)ということです。
なぜ「ヒヨドリ」の名を冠しているかというと、容姿がヒヨドリに似ているからとのこと。

そんなに珍しい野鳥ではないようですが、ここ最近は都市部のビルやマンションのちょっとした隙間に営巣する個体が増えているとのこと。
どうもこの夫婦は向かいのマンションに住んでいるみたいです。

 

さえずる様子を動画でも撮影してみました。

 

 

気になるのは、なぜイソヒヨドリが海辺や磯などの元々の生息地から、都市部にやってきたのか?ということです。

詳しいことはまだわかっておらず、現在調査が行われているそうですが、「とりはく自然通信」さんの記事にあった次の指摘が参考になりそうです。

 

イソヒヨドリは、元々は海岸に生息し、磯にある岩の隙間などに営巣します。
しかし近年、コンクリートの高層建築が増えたことで、それに近いような隙間が都市の中にも増えてきたと考えられます。

 

他方で英名は”Blue rock thrush”と呼ばれています。
日本語に直訳すれば「アオイワツグミ」となるでしょうか。
つまり、欧米におけるBlue rock thrushの生息地は、主に山岳地域らしいので、むしろ日本ではなぜ海辺や磯の岩場に住むようになったのか?が問題なのかもしれません。
これ以上は鳥類学者の研究成果を待つより他ありませんね。

 

自然散策が楽しくなる! 見わけ・聞きわけ 野鳥図鑑
池田書店
売り上げランキング: 226,402

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Only Japanese comments permit.

TrackBack URL