リモートでのオンラインKJ法

2020.07.20 Selfish Study 0 Comment boff 0 view

昨今の新型コロナウイルスの感染拡大にともなって、感染リクスを避けるためラボメンとのミーティングもリモートオンラインでやるようになりました。
今回、試しにリモートツールを使って「オンラインKJ法」をやってみることにしました。

なお、KJ法のやり方は「KJ法的な分析の実例」を参考にしてください。

 

使用したオンラインツール

オンラインKJ法に使用したリモートサービスは、ZoomMiroです。
KJ法のファシリテーションはMiroで共同編集し、Zoomは主に音声でのコミュニケーションに使いました。

 

カード化

テーマを「コロナ禍でのライフスタイル変化」と設定し、参加者3名で実施。
テーマについて思ったことを、Miroの付箋オブジェクトに記入し出していきます。
一応、メンバーごとに付箋を色分けしてみました。

 

カード化

 

グルーピング(親和図)

ある程度カードが出揃ったら、参加者とリアルタイムに会話しつつカードをグルーピングし、親和図を作成しました。

 

グルーピング

 

分析

テーマもファシリーテーションも適当なので公表するほどの内容ではありませんが、一応グルーピングから分析した結果を記しておきます。

 

コロナ禍では、いかに感染のリスクを回避するかが日常生活の中で多くを占めていました。
例えば、外出時にはなるべく公共交通機関を使わないとか、ソーシャルディスタンスに注意するとか。
ウイルス対策としては、手洗いうがいが習慣となる中で、石鹸の殺菌効果の高さを再認識。
またそれに関連して、外出時の自分自身のマナーや買い物環境の変化もありました。

一方、リモートやオンラインでの新しいコミュニケーションスタイルの重要性が増すことで、オンラインならではコミュニケーション上のコツを発見。
さらに、仕事上の変化や、巣ごもりでウクレレの練習をしたりマスクを自作したりなど新しい趣味も広がりました。

 

コロナによる日常生活の変化については、マイナスやデメリットを多く感じたというのが全体的な印象です。

雑感

最後に、ZoomとMiroを使ったオンラインKJ法をやってみて感じた良い点と悪い点をまとめておきます。

 

良い点

  • カードの作成が手軽
  • 付箋などのゴミが出ない
  • 他人のカードを見ながらアイデアが触発される
  • カードの内容をリアルタイムに検証できるので、グルーピングの精度が上がる
  • 会場が不要

悪い点

  • Miroは基本英語仕様なので使用するハードルが高い
  • Miroは多機能過ぎて、操作がわかりづらい
  • 柔軟であるがゆえに、グルーピングタイトルに合わせてカードの内容を変えたくなる(誘導バイアス)

 

Miroはインターフェイスが英語ですし、多機能過ぎるのでKJ法をやるだけならもっとシンプルなオンラインのホワイトボードサービスを使った方がいいかもしれません。
例えば、「AWW App」「Jamboard」のようなオンラインホワイトボードサービスなど。
ただし、共同編集への参加が簡単過ぎるサービスはセキュリティの心配はありますが。

また、主に会話だけなので、Zoomを使う必要性はほとんどないですね。
結局、Skypeなどグループ通話機能でも十分実施可能だと思います。

 

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